施術を受けるといえばもっぱら大人で、子供は必要ないだろうという意見が多数かと思います。
大人としては、「子供のときは特に腰痛も肩こりもなかった、、、若いし健康で元気だったし、、、施術を受ける必要は全くなかった。大人になって仕事を始めてから大変で忙しくなって症状が出始めた。そのうち治ると思って放っておいた。我慢していた。」こういうお話をよく聞きます。
身体の発達は20歳前後で終わり、それから身体は日々老化していきますので、若いころ、つまり学生の頃のような体力・回復力はなくなっていくのは事実です。そのために疲れが回復せずにたまっていき、痛みや症状が出始めたということはあるかもしれません。
しかしその症状の原因は、大人になってからの問題なのでしょうか?
多くの場合、幼少期や成長期にうけたダメージが蓄積し原因の根っこになっており、そこに疲れがたまることで症状として表れてくるものがあります。そういった根っこを残しておかないことがその後のために大事になってきます。 子供とはいえ、自分の治癒力で回復しきれない問題も起こります。治ったと思ったものは痛みや症状として感じなくなっただけかもしれません。そういった残されたダメージはそのまま放っておくと蓄積されていきます。
それが積み重なると、どんなに免疫や生命力が子供は強いといっても身体に良くないのは分かりますよね?ダメージを受けた場所をそのままにしておくと、その場所は柔軟性や可動性が少なくなるので、他の身体の場所よりも循環が悪くなり、代謝が落ちます。機能が他よりも劣るところが出てくるということは身体の全体的なバランスが崩れることに繋がり、またそこをかばうために身体は歪み、固まるを繰り返していきます。
子供だから大丈夫だ!ではなく、子供のうちからお父さんお母さんがお子さんの身体のことを真剣に考えてあげることが、そのお子さんの未来に繋っていきます。