症例 テレワーク中の左ふくらはぎのこわばりと痛み

症例1

テレワーク中の患者様 40代男性

症状

左ふくらはぎのこわばりと痛み

 

左足を引きずるようにゆっくりとした足取りで来られました。1~2時間座っていると、どんどん痛みが増し、こわばってきてしまうので長く座っていられない状態とのことでした。症状のあるふくらはぎはパンパンに張っており痛々しくなっていました。体全体としてみると、痛みで全身に力が入ってしまって防御反応が働いている状態でしたので、まずは力が抜けるようになることが先決になります。

体に力が入ったままで痛みの部分へアプローチをしても、一時的な対症療法になってしまいます。

※身体が元気になっていく(脳脊髄液の生産と循環の向上)ために必要なことを体はインディケーター(指標)として出しています。あくまで症状は患者さん自身の体が治していきます。その治る条件を整えていくのが施術です。

この方の場合は…
後頭骨ライン3エリア1(T1)

 

以下、痛みや疲労からくる体の補正を整え、対症療法をして初回は終わりました。痛みは残りますが足がつけるようになり、ゆっくりではありますが、普通に歩けるようになりました。

※家へ帰っていった後に日常の中での疲労や負荷がかかることで残ってくる、また出てくる問題を次回確認し、施術していきます。

 

…1週間後(2回目)

 

このタイミングで2~3か月ぶりに会社へ3日間出勤せねばならず痛みをおして出社。出社するまではだいぶ良かったが、出社した日の帰宅時になると痛みが増し、足を伸ばせなくなるほど痛みが出て、来院日まで痛み変わらず。

しかし体の緊張は前回よりも落ち着いている。
最初の体の反応は、

 

後頭骨ライン2エリア7(L5)

 

疲れてくると腰に負担がかかってきてしまうところがあるので、前回同様、体の状態を整えたうえで、対症療法をして終了。
終了時に痛みはあり。出社など1週間の中での体への負荷が初回来院時より強かったのもあり、痛みは相変わらずという状況。
ただし、体全体としては楽になったのは感じてくださっている。

 

…1週間後(3回目)

 

今週も会社に出社した日があったが、行っても先週のようにはならず、だいぶ良いとのこと。通勤をしても帰りも問題はなく、調子を維持する体力と回復力という部分での体力もついてきている。

この日のスタートは、
後頭骨ライン2エリア7(L5)

 

良くなってきている中で、症状としては現れなくても、気づかない所で負荷のかかっている部分の問題が現れてきます。
日常の中でまた疲れがたまってきたとき、その部分から同じことを繰り返してしまう可能性があります。繰り返さない体になっていくことが大切です。

 

帰りは痛みや気になる部分もなく帰られました。

 

その後は間隔を空けて、施術を受けに来られています。

今後は続けて行う中で、前回からの間で問題が出てくればその部分を補いつつ、体全体としては回復力や治癒力・耐性力という部分での体力のレベルの底上げを目指していきます。
※症状の改善には個人差があります。