運動していれば健康。という認識を持たれている方が多いようです。
さらに、運動をしていないから身体が固くなってきている。身体が固くなってきているのは運動不足だから、という認識をされている方も多いです。
実は、運動をしないから身体が固まっているのではなく、身体が疲労やストレスなどさまざまな要因が引き金となり、脳が自分の身体を守るために防御反応として身体が固まっていっているのです。
どんな状態を指すかと言いますと、筋肉が硬くなったり、関節が動かしづらくなるといった状態です。
当院では身体の状態を把握していない状態で始める運動は、ケガや体調を崩す素(もと)であると患者様にはお話ししています。
運動はまずは動ける身体になってからです。
それはつまりどんな状態か…
まず体調が安定した状態です。内臓疲労が溜まってくると身体は循環・代謝が落ち、筋肉の柔軟性や関節の可動性がなくなります。
優先順位としましては、内臓疲労からくる反射として固まっている身体の緊張を取り、循環・代謝が働ける身体になることが先決です。
その日の体調が原因で固まっているものであれば、しっかり休めば回復していく可能性がありますが、長く続いた場合は慢性化し、睡眠・休養だけでは回復してこなくなってしまいます。
まずは身体の状態を整えてあげることが先決です。
身体の状態が整ってきたら、ウォーキングなど有酸素運動をして、循環を良くしてあげる運動をすることは、健康のために良いと思います。