睡眠の重要性について

今回は、“睡眠について”です。

眠れない・疲れが取れないと感じている方多いのではないでしょうか。

治療に来ていただいている患者さんには睡眠の重要性はいつもお話しさせていただいています。実際、定期的に治療を受けている方々からは調子を崩しかけても寝たら良くなったというお話はよくいただいています。
治療と睡眠の関連性についてピンと来ない方も多いと思いますので、少し説明させていただきます。
まず最初に治療を受けにきた患者さんの身体というのは、ほとんどの方が過緊張状態です。

寝不足

治療の最初に仰向けに寝て身体の状態を確認するのですが、ほとんどの方が寝ていただいても、ウッ!と無意識に身体に力が入っている状態になっています。
つまり筋肉がこわばった状態、寝ても身体はリラックス出来ていないのです。例えるなら、部屋の電気のスイッチが常にオンの状態で、部屋に明かりが点きっぱなしの状態です。
これでは電球は消耗してしまいます。必要なときに電気を点けて、必要ないときは部屋の明りはオフしておくように、身体も必要なときに力が入る状態、必要ないときは力が抜けていられる状態にしておくことが大事なのです。

人の身体は常に重力の負荷と身体の重さを筋骨格系で支えています。寝る体勢は抗重力筋が一番リラックスできる体勢になるはずなのですが、身体の緊張が抜けなくなってしまっている人が多くいらっしゃいます。筋肉の間を血管やリンパも通っていますので、過緊張状態では身体の循環も滞りやすくなります。循環も悪くなれば疲れは抜けていかないというのはお分かりいただけると思います。
施術は、神経の働きを正すことでその人が本来持っている自然治癒力を高めてあげることを目的としています。
その上で身体の緊張を取り、身体の中の体液(血液・リンパ・脳脊髄液)が滞りなく流れる状態にすることで、全身に十分に酸素・栄養が運ばれ、老廃物は吸収・排出される身体にすることもまた目的としています。

安定してこの状態の身体でいれば、寝れば自分の回復力で回復する身体になっていきます。
快眠

疲れてきたなと思ったら、睡眠を多くとれば疲れが取れる身体…理想ではないでしょうか??
普段から疲れ・だるさが抜けないという方。眠れないという方は、寝ても疲れが取れない身体になっています。
そういった方は施術を受けることで身体の状態をリセットすることをオススメします。